ライ麦の甘さと・スパイスを感じるウォッカ多くの消費者が「ウォッカは無味無臭」と考えていますが、実際には原料となる穀類の特性が味に現れます。特に地域でみるとロシアからヨーロッパ東部にかけての「オールドワールド」ではライ麦の味わいを残した商品が多くみられるのに対して、西ヨーロッパからアメリカにかけての「ニューワールド」では穀類の味わいが薄いウォッカが好まれます。
ポーランド産のソビエスキーを口に含むとその原料であるライ麦特有の「甘さ」で始まり、後から「スパイス」を感じます。小麦原料のウォッカも甘さで始まりますが、スパイスは無くそのまま消えてしまいます。コーン原料ではしばしばアルコールのキックが先に感じられます。ソビエスキーがフレッシュフルーツに最も合う理由は、「フレッシュフルーツの味の違いは微妙な甘さと香りの違いでしかないので、これを表現するには微妙な甘さをウォッカ自体の甘さに乗せ、スパイスで香りを立ててあげることが可能である」ことにあります。価格的にもハウス・ウォッカに最適です。 「ベルベデール」と「ショパン」を世界初のスーパー・プレミアム・ウォッカとして発売後、ブランドをモエ・ヘネシー社に売却した二人のポーランド人はさらに個性的なウオッカの製造に資金を投じてソビエスキー・ウォッカを開発しました。 ブランド名のソビエスキーは17世紀後期にポーランドを統治し、ポーランド史上最も国民に愛された「ヤン3世ソビエスキー王」の名前を戴いています。1683年オーストリアのウィーンは15万のオスマン帝国の大軍に包囲されて陥落寸前で、ヨーロッパのキリスト教国家はイスラム教支配の危機に瀕していました。しかし、神聖ローマ帝国レオポルト1世の要請を受けたヤン3世ソビエスキー王はわずか3万の兵でオスマン帝国軍を撃破してイスラム教支配から守ったのでした。 |
製法
ポーランド産の高品質ライ麦を粉砕・発酵し、ヨーロッパで最も高層(高さ36m)の蒸留塔で蒸留することにより、発酵時の雑味・雑臭を完全に分離しつつ、ライ麦の「甘さ」と「スパイス」を失わないクリアな酒質を得る。蒸留後原酒を落ち着かせた後、新生代の地層から汲み上げ鉱物質を除いた水を加水し、再び休ませて濾過・瓶詰します。 |
テイスティングノート
質の良いアルコールの「丸さ」と、ライ麦特有の「スパイス」を伴った甘さが印象的。アルコールのいやなキックも全く無いのでフレッシュフルーツのカクテルに最適。ライ麦パンにスモークサーモンやオイルサーディンを乗せたのをつまみに、冷凍庫からショットグラスでも! 勿論、キャビアがあれば最高なのだが。
Appearance
輝きのある透明
Nose
クリーム、そしてミネラルの香り
Palate
ホイップクリームのような
なめらかさが口中に広がり、良質のアルコール特有の丸みとパワー。
ライ麦の「甘さ」と「スパイス」が味に厚みを与え、次第にほのかな柑橘系の味わいが加わる。
Finish
長さは中程度で、一貫してスムース
スペック
ソビエスキー・ウォッカ(Sobieski Vodka) | ||||||
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品目 | 原産国 | Alc.% | 容量 | 参考小売価 | EANコード | 商品コード |
スピリッツ | ポーランド | 40% | 700 ml | ¥1,800 | 5902738887319 | SV7006 |
・ブランドサイト:http://www.vodkasobieski.com/